業務用エアコン・冷蔵冷凍庫の更新時に補助金が支給されるという制度が始まりました。
エネルギー使用合理化等事業者支援補助金といいます。
「エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」の詳細は下記の通りです。
制度の目的
省エネルギー性能の高い機器及び設備の導入に要する経費の一部を補助することによって、小規模事業者における省エネルギーを推進することが目的です。
この補助金は、中小企業庁からの委託で、環境経済株式会社が実施しています。
補助金の対象となる事業者
省エネルギーの推進に取り組む「小規模事業者」が対象です。
小規模事業者とは?
・商業・サービス業の場合は、従業員 5人以下
・製造業等その他の業種の場合は、従業員20人以下
であれば小規模事業者に該当します。
補助対象となる機器
1)トップランナー基準(注1)を満たす以下の機器更新であることが必要です
・業務用エアコンディショナー
・業務用冷蔵庫
・業務用冷凍庫(業務用冷凍冷蔵庫を含む)
上記機器の購入費用と、その据付工事に必要な費用が対象となります。
2)機器の更新とともに、電力量計測器を設置し、機器更新後から平成26年12月31日までの電力使用量を報告する必要があります。
注1)現在商品化されている製品のうち、エネルギー消費効率が最も優れているものをいい、以下の3要件を満たすものです。
・我が国において大量に使用される機械器具であること
・その使用に際し相当量のエネルギーを消費する機械器具であること
・その機械器具にかかるエネルギー消費効率の向上を図ることが特に必要なものであること(効率改善余地等があるもの)
詳細は下記をご覧ください。
・業務用エアコンディショナー
・業務用冷蔵庫冷凍庫
詳しくはメーカーにお問い合わせください。
注2)既存の機器更新の場合に限定されています。新設は対象外です。
注3)既設機器の撤去時にはフロン漏洩対策を実施し、新設機器は冷媒漏えい点検記録簿にてフロン管理を行う必要があります。
補助金の対象となる経費
(1)設計費
補助事業の実施に必要となる設計費
(2)設備費
業務用エアコンディショナー、業務用冷蔵庫及び業務用冷凍庫(業務用冷凍冷蔵庫を含む)
並びにその附属品並びに電力量計測器の購入に必要な経費
(3)工事費
設備の据付工事及びそれに付随する配線等の購入・据付に必要な経費
(4)諸経費
冷媒漏えい点検記録簿等にてフロン管理を行うために必要な経費
注)既設設備の撤去費は補助対象経費に含まれません。
補助金の上限額
補助上限額:50万円
補助率は1/3です。
例えば、150万円の経費がかかった場合に3分の1の50万円が補助されます。
募集期間
募集期間は、平成26年5月7日(水)から9月19日(金)までとなっています。
・1次締切 5月27日(火) 採択時期: 6月中旬予定
・2次締切 6月27日(金) 採択時期: 7月中旬予定
・3次締切 7月25日(金) 採択時期: 8月中旬予定
・4次締切 8月27日(水) 採択時期: 9月中旬予定
・最終締切 9月19日(金) 採択時期:10月上旬予定
補助金の申請
申請する事業者は、所定の様式に従い、申請書類一式を作成し、事務局である環境経済株式会社に提出することになっています。
参考サイト:
環境経済株式会社(エネルギー使用合理化等事業者支援事業)